(c)shinichi kyousen suzuki2003 / 無断転載お断りします
鈴木響泉書展 1

空の空、空の空なるかな、すべて空なり。

日のもとで人が労してなすすべてのことは、その身になんの益かあらん。

世は去り、世は来たる。

されど地はとこしえに変わることなし。

日は出て、日は没し、

またその出でし処に急ぎ行く。

・・・・・・・・・

すべての事、人これを言いつくすこと能わず。

目は見ることに飽きることなく、

耳は聞くことに満足することなし。

先にありし事は後にもあるべし。

先になされし事は後にもなさるべし。

日の下には新しきものなし。

「見よ、これは新しきものなり」と、

指して言うべきものあらんや。

それはわれらの前にありし世々に、

すでに久しくありしものなり。

旧約聖書「伝道の書」より

ダビデの子 エルサレムの王 傳道者の(ことば)

旧約聖書「伝道の書」第1章第1-10節

灰青の陰影は混じり合い

色は褪せ、音は静まりかえる

生の営みは夕闇の揺らめきに

遠いどよめきに名残をとどめるばかり…

舞い飛ぶ蛾は夜陰に紛れ

翅音ばかり夕空に震えている…

このえも言われぬ憂愁の時!

萬物はわたしの内、わたしは萬物の内!…

              (宇佐見森吉訳)

「フョードル・チュッチェフ詩 黄昏」

「白居易・溪中早春」

「彩」

「李邕・奉和初春幸太平公主南莊應制」

「星雲」

「載地」

「李賀・李憑箜篌引」

マイク・オールドフィールドの歌詞より

月が天を翔けてゆく
ゆらり
ゆらり
光の衣をひるがえし

「延」

「千山萬水」

「「「咆」

「非非」

「無邊」

「晶晶」

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