空の空、空の空なるかな、すべて空なり。
日のもとで人が労してなすすべてのことは、その身になんの益かあらん。
世は去り、世は来たる。
されど地はとこしえに変わることなし。
日は出て、日は没し、
またその出でし処に急ぎ行く。
・・・・・・・・・
すべての事、人これを言いつくすこと能わず。
目は見ることに飽きることなく、
耳は聞くことに満足することなし。
先にありし事は後にもあるべし。
先になされし事は後にもなさるべし。
日の下には新しきものなし。
「見よ、これは新しきものなり」と、
指して言うべきものあらんや。
それはわれらの前にありし世々に、
すでに久しくありしものなり。
ダビデの子 エルサレムの王 傳道者の言
旧約聖書「伝道の書」第1章第1-10節
色は褪せ、音は静まりかえる
生の営みは夕闇の揺らめきに
遠いどよめきに名残をとどめるばかり…
舞い飛ぶ蛾は夜陰に紛れ
翅音ばかり夕空に震えている…
このえも言われぬ憂愁の時!
萬物はわたしの内、わたしは萬物の内!…
(宇佐見森吉訳)
「フョードル・チュッチェフ詩 黄昏」
「白居易・溪中早春」
「彩」
「李邕・奉和初春幸太平公主南莊應制」
「星雲」
「載地」
「李賀・李憑箜篌引」
マイク・オールドフィールドの歌詞より
月が天を翔けてゆく
ゆらり
ゆらり
光の衣をひるがえし
「延」
「千山萬水」
「「「咆」
「非非」
「無邊」
「晶晶」